管理人のタカです、こんにちわ。
週末にまた息子のトミカが3台増えました。
平均して週に1台は増殖してる気がします(笑)
先日プラドの1年点検に行ってきましたが「もう盗まれてから1年以上も経ったのか~」と時の流れの速さを感じました。
最近twitterでプラドの盗難対策を教えて!とメッセージが来るので、改めて愛車の盗難対策についての考えを書いておきます。
テーマは、私も検討したココセコムについて。
ココセコムの詳細は以下からご覧下さい。
→ココセコムの公式ページを開く
一見すると良さそうなサービスですよね。
しかしあくまで「盗難発覚後の対処が速いサービス」であって、盗難前の対策ではない事を理解しなくてはいけません。
盗まれたけど取り戻しました!より、盗まれるのを未然に防ぎます!の方がよくないですか?
目次
盗難発覚後の対処が速いだけではダメ
ココセコムの概要と料金
↓
駐車モード中に車を移動すると異常を検知
↓
セコムに緊急通報
大まかにはこんなサービスですが、実は料金プランによって内容が異なります。
位置情報サービスのみ→セコムへの通報は自分がする必要あり
◆高いプラン
異常監視+位置情報サービス→セコムが異常を監視してくれる
安いプランは自分で車の位置を把握する必要があるから現実的ではありませんね(笑)
しかもGPSで検索するのも回数無制限じゃありませんので。
以下が月額がプランの料金ですが、これに加えて機器料金・加入料、その都度の利用料金が加算されます。
2400円以上の高いプランだとセコムの人が現場に急行してくれます。
※タダじゃありませんよ、1回の出動で1万円が別途掛かります。
セコムは全国的ネットワークがあるので迅速に盗まれた車に急行してくれますが、ここに弱点があるのは見逃せません。
結局高いプランでも致命的な弱点がある
上記のように月額プランに種類がありますが、それぞれに弱点があるので解説します。
900円~の安いプランの弱点
自分で異常に気付いて通報しないといけないので現実的ではありません。
まず車は夜中に盗まれます。
車がないのに朝気付いたとしても、数時間の時差がありますよね。
遠方に逃げられてもセコムは全国ネットなので問題はありません。
しかし通報までの間にヤードで解体されていることもあります。
実際、みんカラでそのような体験談が掲載されています。
盗難から通報までの時差があれば、窃盗団が車に手を加えている可能性は高くなります。
ココセコムのホームページに貢献事例が掲載されていますが、同様の書き込みがありました。
→貢献事例:自動車(位置情報サービス)
じゃあ、高いプランなら…と考えますが、こっちにも弱点があります。
2400円~の高いプランの弱点
セコムが異常監視してくれて、必要ならば現場急行してくれるプランですが、犯人と車を取り押さえてくれる訳ではありません。
刑事訴訟法213条では現行犯には私人逮捕が認められているので、法律上ではセコムのスタッフでも窃盗団の逮捕は可能です。
しかしそこは民間企業なので…ね(笑)
何かあったらこのご時世、どんな批判を受けるか分かりません。
そんな中で警察が民間企業に「車を確保しろ!」なんて言えませんよね。
じゃあ、ただ見てるだけなの?と言われれば、下記のような事例が多々見受けられます。
無事に返却された事例が掲載されていますが、いつも犯人がすんなりと投降して車も返してくれるでしょうか…?
最近ではレクサスRXの盗難が急増していますが、盗難の足としても使われています。
参考:レクサスRX、盗難急増 窃盗団が逃走にも使う?|朝日新聞
上記URLには、警察に停止を求められたけど逃走し、傷だらけになったRXの画像も掲載されています。
相手は犯罪者なので、当然ながら逃げるという選択肢も普通にあります。
交通違反で停車を求められてるのと訳が違いますし。
セコムが現場急行してくれても、ピカピカの状態で車が戻ってくる保証はどこにもありませんし、必ず見つけてくれる保証もありません。
結論:盗まれる前の対策にお金を掛けよう
一回でも窃盗団に渡った車が戻ってきて、手放しに喜べますか?
仮に盗まれる前の完璧な状態で返ってきても、やっぱり正直複雑じゃないですか?
大事な家族を罪に巻き込まれた車に乗せるって…うん、やっぱ微妙ですね(笑)
恐らくですが、女性は特に無理じゃないかと。
私が去年盗まれたプラドでのエピソードですが…
チャイルドシート等は後で発見されましたが、結局買い替えました。
嫁さんが「どこの誰かも分からない犯罪者が触ったものは気持ちが悪い」と言ってましたので。
確かに一理ありますよね。雨ざらしで放置されていたので、多少雨に濡れてしまったのもありますが。
女性は特にこういった嫌悪感を持つ感覚が強いかもしれません。
私は嫌悪感よりも苛立ちや殺意を感じていましたけど(笑)
・下手に盗難未遂に終わるより狙われたら潔く盗まれる
・盗まれた場合は車両保険をしっかり貰う
盗まれる前段階で可能な限りの対策をしていれば、仮に盗まれても諦めが付きます。
今の私がその状態です。
これ以上に堅牢なアナログセキュリティーは無い!というレベルで対策をしてますので。
しかしココセコムは『盗難予防の対策』ではなく『盗難後の対策』です。
最初の諸経費:2~3万
現場急行費用:1万円
合計で約8~9万円となりました。
この状態で「仕方がない」と諦めが付きますか?
私は無理ですね。
これだけのお金を掛けるなら、私の最強セキュリティが装着できますからね。
盗まれたくないなら、車外から誰が見ても気づくアナログセキュリティが有効です。
取り外しの手間は掛かりますが、それは犯人も同じ。
強引に外すのも手間ですし、物理的に壊すなら音が出ます。
それにタイヤロックを破壊するのは車外での作業になるので、犯罪者からすれば人に見られるリスクがあります。
盗むのにリスクが高ければ、他の盗みやすい車にターゲットを変えますよね。
私が盗難対策に警鐘を鳴らす理由
海外で日本車人気が続く限り、自動車盗難は無くなりません。
以下の記事でも書きましたが、自動車盗で捕まったとしても刑法235条によると、窃盗罪の法定刑は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
この軽い罰則に加えて、日本は諸外国と違い犯罪者に優しいので、射殺されちゃうリスクもほぼゼロ。
そしてそんなに重くない刑事罰さえ受ければ、損害賠償請求をされても懐は痛みません。
車を盗んだ犯人に被害額を弁償しろや!(# ゚Д゚)ボケェ!
→現実:犯人に支払能力がなければ訴えて裁判で勝っても金は戻ってこない。犯人は刑事罰は受けても、民事上の損害賠償請求は逃げ得が許されるのが現状。
車盗むボケがいなくならない訳だ。https://t.co/c80bWi0u7l— タカ@新米パパ歴2歳半 (@doshita758) 2018年11月22日
どこかの記事で読みましたが、窃盗団から見れば日本は街中が車のショールームだそうです…
車を盗まれた経験が身近で無ければ、わざわざセキュリティーにお金を掛けようなんて思わない人が大半でしょうからね。
しかし昔の日本のような「安全はタダ」という概念は、もう通用しないと感じています。
だからこそ自衛をして下さいね!という思いで、当ブログで複数回に渡って自動車盗難に関する記事を書いています。
車を盗まれると想像以上にショックですし、ムカつきますし、不便です。
そして車の所有者を不幸に貶めた犯罪者が良い思いをしている事にイラつきます。
車の盗難関連を調べて起こし下さった方には、可能な限りの対策をして頂きたいと切に願います。
当ブログにも、私のようにプラドを盗まれてしまった方のコメントが届いておりますので…
お気軽にコメントをどうぞ^^